あなたの幸福度は?あなたの幸福度は世界基準と比較して幸福ですか?

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突然ですが、国連に加盟している国と地域で日本幸福度はどれくらいだと思いますか?
国連で調査してる結果、156カ国中、日本は54位前後で推移し直近では幸福度が低下傾向でもある。

では、もう少し中身を考察していきたいと思います。

まず、国連の幸福度調査項目(基準)を整理していきましょう。
どんな基準でどうやって統計を出しているのか?
これが分からないと比較が出来ないですからね。

調査方法

キャントリルラダーCantril ladderと呼ばれる11件法である。
『0』~『10』迄の11段階のはしご(ラダー)をimageし、自分自身の生活が現在どこにあるのかを判断調査する手法。以下の6項目を加味して調査を2012年から毎年実施。
1) 一人当たり国内総生産(GDP)
2) 社会保障制度などの社会的支援
3) 健康寿命
4) 人生の自由度
5)他者への寛容さ
6) 国への信頼度
以上 の6項目を加味して順位付けしているものになります。

更に『各項目が最低限を取ると仮定されるディストピア(架空の国)と、どれだけ差があるかを加味して最終的なランクが決定される仕組み。

元々国連では、国内総生産(GDP)を始めとする定量的な経済データを重視していたが、世界的な金融危機や環境破壊など、これから先の社会を生きる上で無視出来ない問題が多発(過去の価値観ではうまく機能しなくなっている)。これらの経験をもとに『経済指標だけでは本当の幸福度は図れない』と考えるようになった。

こうした経緯を経て誕生したのが世界幸福度ランキングである。
調査はアメリカの調査会社ギャラップ社(人材開発やエンゲージメント分野で活躍している世界有数の企業:データ量)が、バックエンドデータを纏めています。
対象国・地域の数千人を対象に調査を行い、過去3年間の平均をもとに最終的なランキングを纏める。
このバックエンドデータを、国連の持続可能な開発ソリューションネットワークでまとめたものがフロントエンドとして
『世界幸福度調査』となって公表されている仕組みです。

2021年の世界幸福度ランキングTOP10

1位フィンランド
2位デンマーク
3位スイス
4位アイスランド
5位オランダ
6位ノルウェー
7位スウェーデン
8位ルクセンブルク
9位ニュージーランド
10位オーストリア
2018年~2020年の3か年平均

1位は3年連続でフィンランド。例年北欧諸国が上位を占めている。
日本:56位  (55位:ニカラグア、57位:アルゼンチン)

前回2020年迄の日本はどうだったか?
2017年:51位
2018年:54位
2019年:58位
2020年:62位
といった結果になっていました。
17年から4年連続順位を下げています。
ただ、著者の見解としては、以下が懸念事項でもあり何処迄正確なのか疑義がある部分でもあります。
☑日本の調査対象地域が不明瞭
 (都会と東北等でも結果が違う。昔から言われているのは、地方とりわけ東北の人達は幸福度が高い傾向にあると
  言われている。
  しかしながら国全体の統計でいえば人口集中している都心部の人達が調査協力している割合が高いと思われるので、
  属性データとしての傾向はある程度掴めるのではと思料。
☑日本人の特性として、自己評価を低く答える傾向にある。
 (幼少期から親が内の息子、娘を自慢せず謙遜する傾向。結果、大人になっても同じ文化・価値観)
☑調査項目の特性、文化的背景や国家の性格など欧州の国が上位に入りやすい傾向がある。との指摘もある。

但し、この中でも確実に言える内容は、私達の幸福度は、人生で何をするかを選択できる『自由度』と、相手を受け入れ人とのつながりを作る(創る)『寛容さ』が影響する。これは、後述しますが様々な研究結果からも間違いないところです。

2020年以前のランキング

GDP per capita:一人当たりのGDP              generosity:寛容さ(チャリティー等寄付をしたかなど)
social support:社会的支援                  perceptions of corruption:腐敗認識
healthy life expectancy:健康寿命 residual:理想郷ではない
freedom to make life choices:寛容差(人生の選択の自由)   confidence interval:統計学上の信頼区間(値)

その他、参考となる国際的な調査として、国の豊かさを示す『レガタム繁栄指数』(英国のシンクタンクより)があり、下図のような構成要素で調査されています。

『レガタム繁栄指数』

安全性と保全

個の自由

ガバナンス

社会的な地位

投資環境

企業の状況

社会基盤構造と市場アクセス

経済的品質

生活条件

健康

教育

自然環境

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目次

ランキングデータから特徴を考察

ランキングから様々な情報が考察出来ます。上位国、下位国、順位変動が激しい国などの特徴を考察していきましょう!

上位常連国の北欧諸国と日本

上位常連の北欧諸国日本
・社会保障が手厚い社会保障は手厚い
・質の高い教育が受けられる(制度の充実)質の高い教育は世界最高水準
但し、お金が保護者世代の所得による格差有
・ジェンダー平等
 ジェンダーギャップ指数、欧州は上位国
ジェンダーギャップ指数、G7最下位
男尊女卑(昨今はだいぶ改善)
但し、女性管理職や議員割合でも圧倒的に劣る
平均気温が低い
家(家族)で過ごす時間が長い
東北・北海道は国内でも低い方
似てる要素はある!?

1位常連のフィンランドと56位(21年版)の日本をみて行きたいと思います。

項目フィンランド日本
国土33.8万㎢(日本よりやや小)378万 ㎢
人口約549万人(2016年時点)約12,700万人(2016年)
人口密度16/㎢ 347/㎢
平均気温15℃前後15℃(富山県辺り)
9.5℃(北海道)
23.5℃(沖縄)
消費税24%10%
学力差(OECD)別図参照別図参照
平均寿命W:84歳、M;79歳W:87.4歳、M:81.4歳
平均所得約3,380€(130円/💲)
約440万円
約430万円/年
選挙投票率約7割(女性議員約半数)約5割前後(若年齢層は投票率低い傾向)

日本の国土と比較しフィンランドは約1/11程度の広さになり、決して大きな国ではありません。
消費税は24%と世界的にも高い(軽減税率採用の為異なる税率も有り)にも係わらず、国民の満足度が高いのは『納税分が自分達の生活に分かり易く使われている』と認識出来ている点と言われています。
フィンランドは透明性のある政治を実現し、富の再分配がスムーズに行われている仕組みが整っているともいえるでしょう。

フィンランドは『モノの消費に幸福感を抱く』意識が日本より薄いと言われています。モノを手にするよりも、家族や友人達と一緒に自由な時間を謳歌することに幸せを感じています。
気のあう友人、家族と一緒に過ごす!これはハーバード大学の研究結果でも明らかになっている結果でもあり、ごく自然な形ではないでしょうか。
ハーバード大学の記事は別で紹介 ⇒記事はこちらから

続いて、2021年ランキングTPO10で上述した、選択の自由などをみていきたいと思います。
ここはというより此処こそはといっていいでしょうが、日本は調査6項目の内、この『自由度』と『寛容さ』が上位10カ国と比べ低いことが分かっています。
(下図棒グラフのオレンジ部分)

調査結果(統計学)からも、この幸福度を上げていくためのポイントは『自由度』と『寛容さ』にあると言えます。

上図の回帰分析結果から、一人当たりのGDPと健康寿命はいずれもポジティブ感情にもネガティブ感情にも有意な影響を与えていない一方、社会的支援と人生の自由度はいずれもポジティブ感情にもネガティブにも有意な影響を及ぼしていることが分ります。
国への信頼度は(腐敗)はネガティブ感情にのみ有意な影響を与え、他者への寛容さはポジティブ感情にのみ有意な影響を及ぼすことも見てとれます。
 これららのデータから特に日本におけるポジティブ感情が低いことについては寛容さの低下に起因する部分が大きいのではと仮説検証が出来るでしょう。
では、どうしてそのような傾向になるのか?
それは様々な要因がおりなす結果となっていることでしょう。

一人当たりのGDPは日本は決して低いわけではありません。資源大国ではないですが、経済は発展(低成長ではありますが)しており、欧州諸国ほどではないですが社会保障制度(とりわけ年配者や労働者には厚い、子育て分野には比重が少ない)も確率され、寿命の長さは世界でも上位クラスを維持しています。
そして世界と比べても治安の良さと暮らしやすさは良いと感じる人も多いと思います。
犯罪件数でも治安が悪い国と比較しても低い割合になっています。

『選択できる実感』と『人とのつながり』が人の幸福度を高める

では、どうして日本の幸福度の中でも『自由度』と『寛容さ』が低いのか?

『自由度』について

『自由度』としてよく言われているのが、労働環境と言われています。
欧米諸国と比較して、『日本人は働きすぎ』と表現されます。
果たしてそうなのか?というと全体的な労働時間としては、労働時間は長い傾向にあります。
最近は働き方改革によりだいぶ労働時間も効率化されてきているようですが、まだまだ中小零細企業やアルバイトといった労働環境では劇的には変わっていません。日本の全体の99.7%が中小零細企業でもあり全体としては容易く変わらないのが現状の課題でもあり実情ではないでしょうか。

出典:厚生労働省より

日本の労働時間と世界の労働時間を示したグラフからも、日本の労働時間はまだまだ長い。そして時間が長いにも関わらず生産性が低い状態となっている。
有休休暇もまだまだ取得し辛い風潮であったり、職場の中でも自分にあった働き方を自由に選択出来ないと感じる点が問題だと指摘する声もあります。
働き方改革で徐々に変わってきてはいますが、もっと加速度的に生産性を向上させ、自由度が増した働く手法を広めて行ければ徐々に変わってくるのではないでしょうか。
コロナ禍でテレワークも浸透し、オフィスで働く機会も減少傾向になってきている職種もあります。
無論、現地で働くエッセンシャルワーカー(インフラ関係を支えて頂いている方等)は欠かすことの出来ない人達でもあり、本当に感謝することしか出来ません。
日本もイスラエル、米国、中国等のAI先進国に追い付け追い越せと官民連携して取り組んでいるので、DX(デジタルトランスフォーメーション)も加速し、エッセンシャルな仕事ももしかしたら徐々に変わってくるかもしれませんね。
5G,6Gを活用した遠隔手術、建設現場での遠隔作業員ロボットと現地ロボットの連携プレー、インフラ関係の整備保守での遠隔ロボット、何れもアバターロボットで工手により担えるものが近い将来日本でも現れるかもしれませんしね。
ロボット産業は、日本のお家芸ともいわれまだまだ世界トップクラスの水準に位置してます。(油断は禁物です!)
後は従来の働き方に縛られず収入を得る方法も数多く浸透してきました。アフィリエイト始め、物販ビジネスなど何れもインターネットを活用したものばかりです。というよりインターネットを活用しないとそもそも収入を得られない時代でもあります。
こんな時代背景もありつつ、一部では日本も自由度が増えてきた兆しが見えてきたようにも感じます。
フリーランスが増加傾向

『2020年度起業と起業意識に関する調査』 日本政策金融公庫より

下図は中小企業庁の起業に関する情報です。
ここで読み取れるのは、起業希望者、起業準備者、起業家の数は何れも減少傾向(人口減少の影響もあるかもしれませんが)です。
他方、『起業家』の減少割合は『起業希望者』と『起業準備者』の減少割合に比べて緩やかであることが見て取れます。

第1-3-35図 起業の担い手の推移
出典:中小企業庁より
第1-3-36図 副業起業希望者、副業起業準備者の推移
出典:中小企業庁より

また、副業として起業を希望する者や副業として起業を準備する者は増加傾向であり、起業希望者や起業準備者の減少を補っていることが分ります。
その一角を担っているのが、フリーランスであることは間違い。
近年、起業家の内訳をみると『フリーランス起業家』が46.2%となっており約半数近くを占める迄に至っている。

第1-3-37図 起業家の内訳
出典:中小企業庁より

では、日本のフリーランス人口はどれくらいまで伸びてきているのか?

約1577万人(2021年10月時点:ランサーズ調べ) 2015年比で約640万人増
経済規模は約23.8兆円  同経済規模が約9.2兆円増
とのことである。
コロナ禍で急速に成長してきている実態が見えてきた。
これは自由度が広まったといってもいいとも思える傾向ではあります。
ただ、収入面では安定的に稼げるかというと必ずしもそうではない人達も一定いると話は聞きましたが、総じて言えるのは自由に選択して行動が出来る環境が整ってきたということはこの数字からも読み取れるのではないでしょうか。
※フリーランスでも稼げてる方は雇用されていたときより遥かに稼いでいる方も存在している事実もあります。

1,577万人の内訳
1)副業として仕事を行う『副業系すきまワーカー』
2)雇用形態に関係なく、2社以上の企業と契約ベースで仕事をこなす『複数系パラレルワーカー』
3)特定の勤務先を持たない独立したプロフェッショナルの『自由業系フリーワーカー』
4)一人で経営しているオーナー『自由営業系独立オーナー』
の4分類。

自由業系フリーワーカーと自営業系独立オーナーが増加
出典:INTERNET Watchより

参考迄だが、下図は東京都の政策である特区エリアである。
ここで注目して頂きたいのが、それぞれのエリアで特徴があることである。(資源投下法)

Google My Maps
アジアヘッドクォーター特区エリア Special Zone Area - Google マイマップ アジアヘッドクォーター特区エリア Special Zone Area
アジアヘッドクォーター特区 エリアマップ

ここで読者の皆様に考察して頂きたいのですが、上図のエリア
・池袋駅周辺
・新宿駅周辺
・新橋・虎ノ門駅周辺
・六本木駅周辺
・渋谷駅周辺
・品川駅・田町駅周辺
・豊洲・有明・お台場駅周辺
・羽田空港跡地
このエリアで一番、フリーランスが多そうな地域を二つの要素で考察してみませんか?

1)フリーランスが居住してるエリア
2)フリーランスが活躍しそうなエリア(実施の調査結果が無いのであくまで感覚レベルの考察で構いません)

著者は、渋谷・恵比寿だと考えています。(割合的に)
理由はIT系の企業を特区エリアとして誘致している事。
その他諸々ありますが、ちょっと考えるという事を試して欲しかっただけですので、ご容赦下さいませ(^^;

学術面からも『人は自分で選択し行動出来ている』と実感することが幸福度が高まることが分っています。
よって、この部分が高まると幸福度格差を埋め、日本の課題である選択の自由と行動すなわち主体性がある人生(全ての人は主体性を持って活動されていますが)をもっとレベルを上げて活躍出来るのではないでしょうか。

主体性を引き出すコーチングエッセンスを提供しています。
興味ある方はこちらから→ プチ人材育成勉強会コーチングエッセンスセミナー

『自由度』に関連して、コロナ禍で在宅ワークが増え、お家時間も増えた方もそれなりに多いのではないでしょうか?
家族を持たれている方、家族との過ごす時間が増え、移動時間も減り睡眠時間や余暇を楽しむ、浮いた時間で他の○○をするといったこともよくニュース等でも声を聞こえてきます。
中にはお家時間が増えたことでマイナスと捉える夫婦もいるようですが、ここはチャンスだと思います!
何のために夫婦になったのか?幸せな家庭を築くと結婚前には想い描いていたはずです。
時間もあるので、お互いの立場ややりたいことや、初心に帰ってどうだったかを昔話してもいいのではないでしょうか?
それも苦であるなら、仕方ありません。無理に行うことはストレスになるのでありのままでいいかと思います。
でも、少々勿体ない気もするのでせめてお互いの共通認識或いは役割分担位はこのさいなので、明確に分けてみてはどうでしょうか?
或いは、お互いの役割をシェア又は交代するなんていうこともやってみると何か見えてくるのもあるかと思います。
そしたらそこはポジティブ感情に任せ、会話の回数も増えるのではないでしょうか。

参考で著者が提供してるコーチングエッセンスの中には『会話の進め方4ステップ』『会話のポイント』なども紹介していますのでおすすめです。本来企業研修向けですが、夫婦や子供との会話でも共通する部分でもあるの一石二鳥にはなると期待しています。
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『他者への寛容さ』について

他者への寛容さの項目は、寄付やボランティア活動が非常に大きな要素となっているようです。
寄付で想像が付くのが、地方創生と題して政府が推進している『ふるさと納税』、或いは民間サービスの
『投げ銭』、『寄付アプリ』など近年、寄付に関する行動を後押しするものが増えてきましたね。
江戸時代や明治初期の頃であれば、物々交換など寄付とはちょっと違った行為がありましたが、今でいうシェアリングでもありますが、そういった環境も醸成されつつあるので、これも幸福度が増す傾向にあるものと期待をしています。
又、金融緩和のおかげとは言いませんが、暗号資産や株高、FXなどで一攫千金或いは事業で大儲けした人達含め、投げ銭や寄付アプリ等を使って気軽に寄付をする人達も増加傾向にあるので、これらも状況として良い方向に向かっているのではとポジティブに捉えることも出来るのではないでしょうか。
一昔前では、寄付は受けない、人の情けは受けない。なんていう価値観の方も一定数いたと思いますが、時代も変わり人も変わり文化も変われば、行動も変わってくるものでもありますので、徐々に幸福度も上がってくるのではとこれまた、期待が持てるのではないでしょうか。
幸福度のランキングは定量的に分かりやすく示した取組みの一つに過ぎないので、順位が低いから即ち『不幸』につながるわけではないが、人生の自由度が上がれば社会全体でも『暮らしやすい』と感じる人は増え、もともと『暮らしやすさ』は高い方でもあるので、相乗効果としより豊かな生活が格段に出来るのではないだとうか。
そんな風に、世界の幸福度ランキングを評価のツールではなく何かを気づかせるツールとして活用してみては如何でしょうか。

きっと明るい未来が描き創れると信じている著者でもあります。

幸福度ランキングを評価のツールとするのではなく、目標達成や成長支援のためのものとして捉える。
そんなコーチング手法の思考方法も手に出来、活躍の場を広げれるエッセンスセミナーを開講しています。
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『教育』について

学力の面ではどうでしょうか?
OECD加盟国の学力調査では日本とフィンランドは決定的に大きな差はない(多少はありますが)と考えるとしても、フィンランドは日本ほど学歴を重視する傾向にない文化です。個々が幸せのために、より自由な道を選べる環境が整っている。
子育て支援も充実しており、子供の養育費も日本とかなり違います。
子育てをしながらなりたい自分を実現しやすい環境が整い周囲も同じような感覚といったところも大きく影響しているのではと考えられます。
これは世界からも注目され続け、各国も調査研究対象に毎回上がる国の一つです。
学力事態には大きな差はないと考えることが出来たとしても、それを支える日本の保護者(教育費)は桁違いに違うことは特筆すべき点であることは明らかな違いだと捉えることが出来ます。

学力差:国際教育政策研究所

出典:国際教育政策研究所

数学的リテラシーは18年調査段階では日本が1位、科学的リテラシーはフィンランドとほぼ変わらず。

読解力を更に要素分解

出典:国際教育政策研究所

読解力の4要素は何れもフィンランドの方が上位に位置しており、学力が高い傾向がみて取れます。

図2
図3

参考元:よくある質問集 OECD(外務省)

フィンランドの教育は日本の教育制度と違う面は多々ありますが、共通理念は人材育成!これは共通理念であり世界共通です。
ロシアの心理学者であるヴィゴツキーが説いた、教育におけるおける社会構成主義に基づいた学習というのがあります。
生徒が先生の力を借りながら自分自身で問題解決に取り組むことを指しています。
ヴィゴツキーの考え方を教育に取り入れる場合、生徒が実践的に学習に取り組む際、より学習領域に精通した指導者が必要になるため、必然的に先生にもハイレベルな解決能力が求められます。
参考元:【社会構成主義】ヴィゴツキーの学習理論を分かりやすく解説/Hiroki Tobita|情報科教員

ヴィゴツキー の心理学分野では、『思春期の心理学』というものがあります。
これを参考にした『思春期 人生行動学から大人が出来る主体性や価値に着目したサポート』の特別講義動画をご用意いたしました。主にスポーツ指導時におけるポイントとして講義していますが、狩猟民族の話や脳科学の分野も少々触れています。
興味ある方はこちらから → 発達心理学思春期

学習効率を上げるための特別講座をご用意しました。
脳科学をベースに脳がどのようにlearningしていくかの知覚情報処理課程を数学の要素も交えながら、学習分野とスポーツ分野両方を具体事例を交えながら、総合的に学習効率をそもそも上げるための特別講座となります。
興味ある方はこちらから → humanity【人間力】第2編のコンテンツ内で学べます。
脳科学に基き学習(知覚処理)をしていけば、知らないで学習するよりは効率化向上させることが出来ます。

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