富を増やすための「r>g」不等式の理解 – トマ・ピケティの考え方とは?

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2014年発表のトマ・ピケティ著書『21世紀の資本』は、その厚さや専門性にもかかわらず、ベストセラーとなった。なぜなら、世界経済が上昇傾向にあるとされながらも、多くの人々が真の豊かさを感じず、経済格差が拡大し続け、是正されない社会に不満を感じているからです。

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目次

トマ・ピケティ氏が提唱した「r>g」とは

「r>g」とは、資本収益率(r)が経済成長率(g)を上回る不等式を指します。トマ・ピケティは、この不等式が資本主義における富の不均衡を浮き彫りにし、その格差が自然には縮まらないことを警告しています。

『21世紀の資本』の主張は「資本主義の富の不均衡は放置しておいても解決できずに格差は広がる。格差の解消のために、なんらかの干渉を必要とする」というものだ。その根拠となったのが、「r>g」という不等式だ。「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示す。

同書では、18世紀まで遡ってデータを分析した結果、「r」の資本収益率が年に5%程度であるにもかかわらず、「g」は1~2%程度しかなかったと指摘する。そのため、「r>g」という不等式が成り立つ。

この不等式が意味することは、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いということだ。言い換えれば「裕福な人 (資産を持っている人) はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」というわけだ。
富裕層の資産は子どもに相続され、その子がさらに資産運用で富を得続けることができる。もちろん各国で所得再分配政策は行われているものの、ピケティ氏は、多くの富が世襲されていると示唆する。

格差は現在も拡大中であり、やがては中産階級が消滅すると考えられていたのが、今は現実的に世界中で起きている時代である。

日本も真っ只中であるのでよく周囲を俯瞰した方が良いかもしれませんね。

出典:週刊ダイヤモンド


この不均衡を是正するためには、累進課税型の財産税や所得税を設け、タックス・ヘイブンへ資産を逃がさないように国際社会が連携すればよいというのがピケティ氏のアイデアだ。

これから富を築くときに「r>g」をどのように活かせばよいか

しかし、ピケティ氏自身が認めているように、このアイデアを実現するのは、現実的には不可能だろう。したがって資本主義の中で生きる私たちは、この「r>g」という現実の中で何かしらの手を打たねばならないということになる。

すでに大きな資産を運用して「r>g」の「r」の側に立っている人は問題ない。
問題なのは、資産家ではない一般的なビジネスパーソンだ。
単純に考えれば、資産運用を開始すればいいということになるだろう。
例えば株式投資や不動産投資を始めればよいということになる。

原資がない一般的なビジネスパーソンは、出来るだけ早くから資産運用するための原資作りを始めるべきだ。
給料の一部を預貯金してもよいし、サイドビジネスで得られた収入を蓄積してもよいだろう。
しかし、現在の収入では資産運用の原資を蓄積するには足りないという人も大勢いることも事実である。

そこでピケティ氏は、富の定義や資産の定義を広げるという「ヒント」を用意している。
それは、知的資産を含めたあらゆる資産を総動員することでいずれキャッシュ化し、収益化するということだ。

例えばその人が持っているキャリア、ノウハウ、人脈、知識など、自分の価値を高めてくれるものを資産と捉え、その資産を活用して得られる収益を「r」と捉えられるということだ。そうすれば、現在勤めている会社での昇給速度を高め、それ以外の収益を得られるチャンスがある。

つまり、自分自身が資産だと考えれば、その資産価値を高めることで、社内でより給料の高いポジションを目指せる確率を高め、本業以外の収入源を持つこともできる。場合によっては、自ら起業し、ビジネスオーナーになるという方法もある。
どのようなスタイルであれ、資産から収益を得るための最初の一歩を踏み出すことが最重要であることは事実だ。

かくゆう小生もこの考え方を覚知する前に自らの経験値、know-how、知識、知恵といったMy資産をまとめ、インターネット上に集約し収益(r)化させて頂き、自己成長と他者貢献をさせて頂いております。

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大切なのは「r」の捉え方

このように、現在大きな金融資産などを持っていない人でも、まずは原資を作る、あるいは自分自身に資産価値を持たせるという考え方ができれば、個人ではどうにもできない格差の拡大に絶望するだけという事態は最悪免れることが出来ます。

すると、これまであまり深く考えずに行っていたアフターファイブの飲み会を控えたり、交友関係を見直したりしてより効果的なお金の使い方を考えられる。あるいはスキルアップの自己投資を始めたり、将来の起業準備を始めたりするなど、時間の使い方も変わってくるはずです。

潜在意識を変えるには行動を変える

認知行動療法としての一面もありますが、参考迄によく私も社会人や学生に話してる言葉がありますのでご紹介します。

【行動を変える結果も変わる】 

と話しています。実際にそうしたことを社会人向けセミナーや学校の出前授業等で行わせて頂いたり、学校部活動のサポートをしているときも実演をさりげなくホントサラッとしてます。中学生などだとまだだま理解出来ないレベルですが、本来提供してるのは学校の先生方の意識に働きかけてるレベルなので先生方が変われば子供達も変わるので未来に期待してます。

中々大人になると『考え方を変える』ことにストレスがかかり、潜在意識に刷り込まれているので強制的に行動を変えさせる方が見える景色や見方なども変わるので、必然的に結果も変わってくることに繋がってきます。

人材開発業のコンサルの方であればこの仕組みは科学的に理解し、使いこなしてると思います。しかしながら実際に実行するには他人の力が欠かせませんの世の中にはコーチ役などが必要になってくることにも繋がります。

よく言われる『行動を変えると意識が変わる』みたいな感じのアレです。

そんなことをしながら、私が係ってきた全ての人達がより豊かな人生を送れるようになり、この記事で言うところの将来の貯蓄や収入が増えいよいよ運用するだけの金融資産が形成出来てくる。そうすれば、最初は小規模かもしれないが、いずれは「r>g」の「r」側に立てるようになることを期待しています。

💰お金が全てとは言いませんが必要ではあることは事実なので、あなたの人生において何かの参考になれれば幸いです。

その他、あなたの人生が豊になるヒントになる記事も執筆していますので気になるものがあれば御覧頂ければ嬉しいです。

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